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あがり症克服

あがり症とは・・?あがり症を克服するにはどうすればいいか。


あがり症とは・・

あがり症という問題をもっている人は意外と多く、人口の約8%と考えられています。
家族や親しい人とは平気で話ができますが、
社会的場面や人前では極度の緊張や不安を感じ、
そういう場面を回避するようになります。

ベースにあるのは、恥をかいたらどうしよう、失敗したらどうしよう、
変な人だと思われたらどうしようといった予期憂慮・はからいが強いために、
不安・緊張とともに、動悸、発汗、ふるえ、顔面紅潮(赤面)などの
身体症状が現れることになります。



あがり症の症状

青年期に発現することが多く、人から注視されることに対する
恐怖感を主とする症候群です。

以下にあげるような特徴があります。

 [1]人前で注視されることに対する恐怖感。人前で恥をかくことに対する恐れ。
 [2]恐怖している社会的場面で、不安反応が誘発される。
 [3]自分で恐怖が過剰あるいは不合理だと思っている。
 [4]恐怖する社会的場面を回避する。
 [5]回避行動、予期憂慮のために、社会的活動が制限されている。



あがり症の治療

あがり症を克服するには・・
以前は精神療法が中心でしたが、
近年になって認知行動療法の有効性が指摘されています。

薬物療法としては、抗不安薬と選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が
有効であるとされています。
現在の主流は、あがり症克服には、認知行動療法と薬物療法(特にSSRI)との
組み合わせがベストと考えられています。

1)認知行動療法
 認知行動療法とは、問題行動を不適切な学習の結果と考え、
より適切な行動に変化させていく技法の総称です。
心理的教育、セルフモニタリング、不安に暴露させる方法(エクスポージャー)、
社会的技術訓練など問題行動に応じていろいろな方法があります。

2)薬物療法
 抗不安薬:不安・緊張・恐怖感のレベルを下げることを目的として、
抗不安作用の強いアルプラゾラムやクロナゼパムが使用されます。
 SSRI:SSRIは新しい抗うつ薬ですが、最近になって社会恐怖に
有効であるという報告が多く、欧米では第1選択薬とされています。

●標準治療例
[1]不安・緊張・恐怖感の強い場合
 ・ソラナックス  1回1錠1日3回(毎食後) または
リボトリール  1回1錠1日3回(毎食後)
 ・不安場面の頓服用としてワイパックス0.5mg。

[2]抑うつ、引きこもりが強い場合
 ・デプロメール25mg/日から開始して100mgまで増量します。


あがり症克服の「標準治療」は診療活動をする専門医により行われている一般標準的な
治療法の解説です。厚生労働省や学会で作成した「ガイドライン」そのものではありません。



あがり症の生活上の注意

あがり症の人は、幼少時から人見知りが強いこと、集団の中に入りにくいこと、
人との接し方がうまく習得できないことなどの素因・性格的要因がベースにあって、
何か人前で恥をかいた、失敗したという外傷体験が
予期憂慮および回避行動を強くすると考えられます。

こうしたことは誰しも経験することですが、
ソーシャルスキルを獲得するとともに解消していきます。

あがり症を克服するには・・
人前で不安・緊張が高まり、時にはドキドキしたり汗をかいたりするのは
当然の反応ですので、それを恥ずかしい、異常と考えないことがポイントです。

あがり症の人は、引きこもってくよくよ考えるとますます恐怖感は強くなりますから、
思いきって外に出てみることです。
また、人に相談にのってもらうことや話し方・人との接し方などの
ソーシャルスキルを習得することも自信の裏づけになります。


Yahoo!ヘルスケアより引用


あがり症克服
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