インポテンツの治療

インポテンツの原因とは？
インポテンツについて・・。
インポテンツの治療について解説いたします。


■インポテンツとは

インポテンツは、日本性機能学会の定義では
「性交の機会の７５％以上で勃起が
不十分なために挿入が不可能なもの」とされています。

つまり、挿入の機会の４回に３回の頻度で
勃起が出来なければインポテンツとされているわけです。

言い換えれば、たとえば２回に１回の頻度でインポテンツを
繰り返す場合は、インポテンツであるとは見なされないわけで、
このことは、パートナーとの心の交流が大きな要素を占める
性交という営みが、きわめて
インポテンツは心因的な要素に支配されていることを示しています。

さらに具体的にわかりやすく言えば、インポテンツとは
「勃起がまったく起こらない状態」や「完全に勃起していない状態」
「勃起してもそれを持続させることができない状態」などの
「症状」を言います。

インポテンツは、意外とスムースに治療できる病気です。
必要以上の恥じらいや偏見を持たずに、
専門医の治療を受けることがインポテンツ克服の早道かも・・。



■インポテンツの原因

インポテンツの原因としては、

・器質性勃起障害（インポテンツ）
１、陰茎性勃起障害
事故や手術によって、
物質的に陰茎が障害されることで起きるインポテンツ。


２、神経性勃起障害（インポテンツ）
脳からの性的刺激を伝達する神経が
障害される事で起きるインポテンツ。

３、血管性勃起障害（インポテンツ）
このインポテンツには「動脈性」と「静脈性」の２つがあります。
動脈性のインポテンツは、
海綿体内にある血管の動脈硬化等による「動脈閉塞性疾患」、
あるいは「骨盤内臓器手術」等が原因となって起こります。
静脈性のインポテンツの原因は、勃起時の静脈閉塞機構の
機能障害によることが多いと言われています。

４、内分泌性勃起障害（インポテンツ）
睾丸から分泌されるテストステロンという
男性ホルモンの分泌が阻害されることによって起きるインポテンツ。
男性ホルモンの量が低下すると、
勃起や射精などの性行動を促進させると考えられている
ドーパミンが増えず、そのために
インポテンツが起きるというデータがあります。

また男性ホルモンが不足すると、
陰茎海綿体にある平滑筋が十分に緩まないために、
海綿体に流入する血液の量が制限され、
インポテンツになっている可能性が指摘されています。



■インポテンツの治療

インポテンツの治療として・・

１、精神療法
心理的ストレスを取り除くのがインポテンツポ治療の
最大の目的になります。
心理的ストレスの原因となる、様々な不安要因を解消するのは、
長期間を必要とするケースがありますが、
その際に性のパートナーと一緒にカウンセリングを受けると
インポテンツ治療での回復も早くなります。

パートナーと行う代表的なインポテンツの精神療法として
「ノン・エレクト法」があります。
勃起させようと懸命になってる本人やパートナーの不安感と緊張感を、
あえて「勃起させなくてもよいから」と指示することで、
インポテンツの精神的な重圧から開放し、
性器の感覚トレーニングを行うインポテンツ治療です。


２、薬物療法
器質性のインポテンツに対処する治療法です。
塩酸パパベリンやプロスタグランジンなどの
血管拡張剤を陰茎海綿体に注射する方法が一般的です。


３、物理療法
主として器質性のインポテンツに対して行われる治療です。
例えば、真空式の補助具に陰茎を差し込んで
勃起状態を作り出す「陰圧式勃起補助具」などがあります。
陰茎の付け根にリングなどをはめて勃起を持続させる方法もあります。
厚生労働省の認可を受けているものなど、
インポテンツ治療にはきちんとした品質のものを使うようにします。


４、手術療法
インポテンツ治療の最終的な手段である手術療法は、
たとえばシリコン性の支柱を陰茎に埋め込む方法です。
ただし、この場合は本人の性感その物は高まる事はなく、
あくまでもパートナーの為の治療法であり、
インポテンツの治療の手術を受ける本人が
その事でその事で満足できるかどうかを、
手術前に確認しておくことが大切です。


これらのインポテンツの治療法をご参考にして下さい。


インポテンツの治療